東横線学芸大学駅近くの成人向け英語教室の講師Yukariが、世界に通用する great communicators を目指す方に向けて、教室のご案内や英語学習に役立つ情報、さまざまな国の文化、出来事について紹介します。

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ソチオリンピック フィギュアスケート選手から学ぶ、レベルアップに大切なこと 

ソチオリンピック、フィギュア男子シングルが終了。

羽生選手、金メダルとりました!この種目、日本人男子で初めての金メダル。個人的にも大ファンなのでとても嬉しいです。

羽生選手自身、東日本大震災で被災し、被災者に少しでも勇気を届けられるようにと頑張った演技。フリーでミスはあったものの素晴らしかったです。

ロシアでも被災者として苦難を乗り越えて金メダルを取ったとニュースになっています。
英語で書かれていますので、興味のあるからはチェックしてみてください。

羽生選手の英語記事はこちら

高橋選手はけがをして万全の状態ではない中で集大成という位置づけでの演技。ミスをしても笑顔を見せながら、彼しか作れない世界を存分に表現してくれました。

そして、町田選手も初めてのオリンピックで大変な緊張の中、ミスはしても決してあきらめない演技で彼独特の世界を表現してくれました。

想像もできないような緊張の中、世界で出場した3人全員がこれだけ活躍してくれて、とても感動しましたし、日本人として大変誇らしい気持ちになりました。

facebookで羽生選手の金メダルの話をしたら、アメリカの大学院で私が一番尊敬をしていた教授から早速祝福のメッセージをいただきました。

今週はいよいよ女子シングル。日本は女子も3人出場。浅田選手、鈴木選手、村上選手、それぞれ自分の持っている力を十分発揮できるよう応援しています。

さて、日本人のソチ代表選手のこれまでを見ると、レベルアップするために大切なことが見えたと感じました。
英語を学ぶ上でも共通して言えることです。

それは、

「基礎の重要性をしっかり認識し基本的な実践を日常的に繰り返すことでレベルを上げる」

ということです。

羽生選手は、世界で勝つために2種類の4回転をマスターしたいというハイレベルな目標を達成するために、カナダに拠点を移し、バンクーバーで金メダルを取ったキムヨナ選手を指導したオーサーコーチに指導を仰ぐことを決心しました。

まず、オーサーコーチが羽生選手に伝えたことは

「基本的なスケーティングを身につけること」

そしてそれこそが

「高度なジャンプを身につけることにつながる」

ということでした。

決まったテンポで決められた直線やカーブをエッジを正しく使って描くという超基礎的な練習を毎日させられ、羽生選手は最初のうちは「ジャンプを練習したいのに、なぜこんなことばかりやらければいけないのだろう」と思っていたそうです。

次第に、その基礎練習を続けていくうちに、コーチが求めるようなスケーティングができるようになり、長時間滑っても大きな課題となっていた「体力」を無駄に浪費せず、一蹴りで長くのびやかに滑ることができるようになり、様々なジャンプが安定するようになってきたと、実感できるようになっていったそうです。

そして、ジャンプ以外のエレメンツも表現力のレベルも上がり、2種類の4回転ジャンプを自分のものにできるようになっていったそうです。

町田選手も、基礎重要視したことでレベルが上がった一人です。

昨シーズンまでも表現力はあると定評がありましたが、ジャンプが不安定でなかなか世界で戦えるレベルに到達できないでいました。

そこで練習に入れたのが、滑りながら軽くジャンプをし、まっすぐな軸で上に上がれるか確認をするという練習でした。毎日これを繰り返し、今シーズンは世界大会の本番の6分間練習でもこのジャンプをして軸を確認していました。

このまっすぐな軸こそが、4回転を含めた様々なジャンプの安定につながったと、町田選手は言っていました。そして、安定したハイレベルな演技で、厳しい争いの日本男子3枠に入りオリンピック出場を決め、オリンピックでも5位という好成績を収めました。

女子では浅田選手が、バンクーバーオリンピックで銀メダルを取りながら、基礎の基礎のスケーティングからやり直し、
長年の癖や弱点を克服し、最終的にはトリプルアクセルを含めた3回転ジャンプを全て確実に飛べる力を手にしたと言います。

本人ははじめは不安や不満もあったそうです。基礎練習ばかりで、なかなかトリプルジャンプを飛ばしてくれない。本番でも他のジャンプも失敗ばかり。本当にこの練習に意味はあるのかと。

でも、この基礎練習を1年、2年、3年と続けていくうちに、ジャンプはもちろん、つなぎや表現力など他の部分でも磨きをかけ自分のスケートに自信を取り戻し、総合的な力を手にしてソチオリンピックを迎えることになりました。

世界でトップレベルの選手がさらに上を目指し、大事にしていたのがこの「基礎」です。
難しいことを身につけようと思うと、何か難しい知識をたくさん得て、難しいスキルをたくさん練習すればいいと思いがちです。

しかし、難しいこと、ハイレベルなことを身につけるためには、「基本的なこと」を十分理解していること、そして、それを実践できることが重要だと言うことを改めて教わった気がしました。


英語学習でも全く同じことが言えます。「基礎が大事」

基礎的な文法を理解せず、瞬時に使える力を身につけていなければ、高度な文法をどんなに覚えて使おうとしても、使いこなせるようになるのは不可能です。

プレゼンテーションというスピーキングの一種でも同様です。

高度な語彙や文法を駆使したつもりでも、たくさんプレゼンを実践しても、面白いトピックで話しても、説得力のある例を上げていても、英語的な論理性を理解せず、自力で英語で通じるアウトライン(プレゼンの構成)が作れなければ、せっかくのプレゼンは台無しです。日本人以外の人に理解してもらえない、独りよがりのプレゼンとなってしまいます。

当教室でも、英語の知識のレベルに関係なく、この基本的なことを大事に学習していただいています。
その甲斐あってか、先月に行った発表会で、一番レベルの高いReading & Discussionクラスのメンバーの目覚ましいレベルアップを見ることができました。

基本的なことを学ぶことは、時間の無駄のように感じたり、遠回りに思えたり、意味のないものに感じたり、退屈だったりすることもあるかもしれません。私も英語学習者として勉強していた頃、長年感じていました。しかし、そこを避けていたので、力がつかないということにようやく気がつきました。その後は初心に返り、どんなことにも本当に理解しているか自分に問い、簡単と思えることも繰り返し口や体を使って数え切れないほど練習をし、十分に身につけようと努力し、急激に力をつけることができたと感じています。

どんなことを学ぶにも、基本的なことが一番重要だと今では確信しています。

もし、学習を続けているのになかなか思うように伸びないと感じている方がいらしたら、もう一度基本を見直し、学習してみてはいかがでしょうか。




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プロフィール

Yukari Naganuma

Author:Yukari Naganuma
日米で20年間、幼児から成人まで教え、現在は独立し成人向けの英語教室を開講。企業研修も行う。

アメリカの大学院School for International Trainingにて英語教授法(TESOL)の修士を取得。アメリカでは、ボストンのNortheastern University、ニューヨークの移民プログラム、日本では、ECC等英語学校大手を含め数校で英語を教えた経験がある。

教材や教授法の研究を続け学会で発表も行う。

元アメリカTESOL会員
現JALT(全国語学教育学会)会員
英語学習アドバイザー

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