東横線学芸大学駅近くの成人向け英語教室の講師Yukariが、世界に通用する great communicators を目指す方に向けて、教室のご案内や英語学習に役立つ情報、さまざまな国の文化、出来事について紹介します。

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Communication で大事なこと-元生徒さんのロンドン生活の報告より

またまたご無沙汰しています。すみません。

少し前ですが、私の教室に通っていた生徒さんが会社のロンドン支社に異動になりお教室を辞めました。
ロンドンで生活を始めて現地での様子を報告してくれました。ご本人の許可をもらいましたので、ここでご紹介させていただきます。

「現地での仕事や生活に、教室で習ったことが役に立っている」ということです。とても嬉しく思います。そして、私がクラスを通じて、一番伝えたかったことについてエピソードを教えてくれました。

彼女は、混んでいる列車で座っている男性に"Can I have a seat here?"と聞くと、"Sure!"と返事が返ってきて、空いている席に座ったのだそうです。すると、日本人の男女が寄ってきて、空いている席をその男性が女性に勧めると、その女性は何も言わずどすっと座ったんだそうです。元生徒さんは、そばに座っていた男性とびっくりして思わず目を合わせてしまったそうです。身振り手振りでも簡単な言葉でも表現すればよかったのにと、残念に思ったそうです。

その女性は座る際に英語で何と言ったらいいかわからなかったから黙って座ってしまったんだそうですが、だからと言ってこのような態度でいいのでしょうか。

このようなケースに関連して、私が、日本だけでなくアメリカで80ヶ国・地域の方とcommunicationをしたり、英語教授法やcommunication法を学び痛感したことがあります。それは...

「communicationで最も大事なのは、自分の気持ちや意見を伝えたい、相手の気持ちや意見を理解したいという強い思い」

その目的を達成するには、単語やセンテンスが出てこなければ、gesturesやfacial expressions、eye contactなどでなんとか意思疎通をするべきだと思うのです。non-verbal communicationを使うということです。とにかく伝わるようにいろいろな方法を駆使するべきです。

元生徒さんが列車で出会った日本人女性は、言いたいことが出てこなかったので、communicationをあきらめてしまったんですね。しかもその様子は、周りにはむすっとしているようにとられてしまいました。

アメリカでおよそ30ヶ国・地域の大人の方に英語を教えた時に、日本人の英語学習者との大きな違いをいろいろ発見しました。

決定的な違いは・・・

他の国・地域の人たちは、communicationをする際、自分の思いを伝えることが最優先で、とにかく一生懸命伝えようとするということです。それに対して、日本人の多くは、言いたいことが出てこなければ黙ってしまいます。英語のレベルは一切関係なく、どのレベルでも同じことが言えます。

他の国の方は、初心者・初級レベルの方は片言の英語で、文法や単語の使い方、発音までとにかくめちゃめちゃでも、手や体を動かし、顔に様々な表情を作り、とにかく分かってほしいと必死です。

確かに英語がめちゃめちゃだと正確な意味は分かりませんが、その人たちの思いはかなり伝わってきました。
彼らの感情、喜び、悲しみ、怒り、感謝の気持ちなど。。。彼らが一番伝えたかったことは伝わってきました。

それに対して、多くの日本人の皆さんは、なぜ黙ってしまうんでしょう。

単語や文が分からなかったから?
間違いが恥ずかしいから?
変なことを言ったら相手に失礼になるから?

こう思うのは、日本で受けてきた学校教育や、生きてきた社会や環境など様々なことに影響を受けているからですが、日本人の沈黙は他の国々の人たちには全く理解できません。皆さんにどんな理由があろうと、黙っていては、相手には皆さんの気持ちは全く伝わらないのです。

そして、概してそのような沈黙の時には、ナーバスになったりして顔はこわばっているので、おこっている、不満そう、不機嫌そうとネガティブにとられがちとなり誤解を生じることもよくあります。

実際に日本人と仕事をしている他の国の方々と話すと、このような話ばかりが聞こえてきます。大変残念です。

気持ちが伝わるのと、完成した文やその場にふさわしい単語を言うのとどちらが大事でしょうか。

英語によるcommunicationの学習をしているなら、このcommunication にとって大事な伝えるということをいつも心に学習してもらえたらと思います。

そうすれば、皆さんの仕事やプライベートでの英語使用に対する目標に合わせて、何をどのように勉強したらいいか考え方が変わるかもしれません。実際に教室にいらしている生徒さんたちは、大分意識が変わり、伝えることが上手になってきました。他の国の人たちにも通用する方法を少しずつ練習しています。

元生徒さんは、こういうことが教室で学べて本当に良かったと言ってくれました。一番分かってほしいことがわかってもらえて、私も大変嬉しいです。報告どうもありがとうござました!

私の教室では、レベルを問わず、クラスを問わず、いつもこのような意思疎通の考え方を軸にして授業をしています。なかなか市販のテキストでは勉強ができないことですが、最重要な学習だと思っています。

こういった学習に興味のある方はぜひご連絡ください。
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プロフィール

Yukari Naganuma

Author:Yukari Naganuma
日米で20年間、幼児から成人まで教え、現在は独立し成人向けの英語教室を開講。企業研修も行う。

アメリカの大学院School for International Trainingにて英語教授法(TESOL)の修士を取得。アメリカでは、ボストンのNortheastern University、ニューヨークの移民プログラム、日本では、ECC等英語学校大手を含め数校で英語を教えた経験がある。

教材や教授法の研究を続け学会で発表も行う。

元アメリカTESOL会員
現JALT(全国語学教育学会)会員
英検面接委員
英語学習アドバイザー

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