東横線学芸大学駅近くの成人向け英語教室の講師Yukariが、世界に通用する great communicators を目指す方に向けて、教室のご案内や英語学習に役立つ情報、さまざまな国の文化、出来事について紹介します。

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ビジネスコミュニケーションとは

Yoko, Azusa, Kin-chan, コメントどうもありがとう。

Kin-chanが「ビジネスライクなコミュニケーション」についてお話してくれたので、今日はこれに関連したお話を。

私がプレゼンでお話する予定の「異文化間の相互理解を考慮しコミュニケーションすることが大事だ」という話は、ビジネスにとってとても重要だと私は思っているんです。業務上必要なことだけを伝え合うための必要最低限の英語さえ身につけていればビジネスコミュニケーションとしては十分だというふうには思いません。

ただ、相互の文化背景を十分理解してからでなければコミュニケーションはできないと言っているのではありません。また、ビジネスで、友人のような親密な関係を求めているわけでもありません。しかし、自分と相手との違いを理解する努力はするべきだと思うし、そのために、日頃から異なる文化、考え方に敏感になることが大事だと思うのです。敏感になることで、例えば、自分からの目線でだけでなく、客観的に事柄を見つめることができるようになります。自分と考え方やコミュニケーションの仕方が異なる相手にどのように向き合えばいいか考えられるようになります。これによって、自分が正しいと信じていた自分本位のコミュニケーションから相手に通じるコミュニケーションへと工夫することが可能になり、それがビジネスを成功させる鍵となると思うんです。

でも、異なる文化や考え方に敏感になることは短期的にできるものではありません。だから日頃の意識が大事だと思うし、どんな英語レベルからでもスタートできる心がけだと思います。


自分の教室や企業研修をやらせていただいている中で、様々な分野で活躍している社会人のみなさんを教えていて、ビジネス上での問題についていろいろお話を伺います。例えば以下のような問題があります。

1.本人が思っている通りに、相手に伝わらない
2.相手に誤解を与える・不快にさせる
3.相手が何で分かってくれないのだろうと自分が不快になってしまう
4.相手が強引に話を押し進めて、こちらの思い、考えを考慮してくれない

これらは、皆さんのクラスでの聞く、話す、読む、書くというスキルの学習を私が拝見していて、起こりうる問題だと感じることがよくあります。でも、相手との違いを認識し、自分のコミュニケーションを変えることで解決することが可能なことが多いと思います。

原因は例えば以下のようなものです。

1.自分では通じると思って使っている表現や、ビジネスではこの表現を使えばいいんだと信じて使っている表現が、その時のシチュエーションではふさわしくないと自分が気づいていない。ビジネスの表現と言っても答えは1つや2つではありません。ビジネス英語として学習した1、2個を使えればそれで十分ということはないということです。

2.特に異なる意見を伝え、理解してもらう必要がある時、相手の立場や考え方を十分考慮した上で表現や方法に気を使い伝えていないため、直接的すぎるきつい言い方や相手が正しいと思うことに対し頭ごなしに否定するような言い方になり相手を不快にさせている。しかし、自分ではその自覚がない。

3.コミュニケーションのやり方に、母国の文化や考え方、コミュニケーションのやり方が無意識のうちに影響を与えているので、自分のやり方が相手に通じない。

4.自分のコミュニケーションと異なる相手のコミュニケーションのやり方に押されうまく話が進まないが、その解決法が分からない。


また、こう言えばわかってくれるに違いないと信じるコミュニケーションは、英語を使っている時でも、日本人として、日本語を母国語とする者として無意識にやってしまうコミュニケーションであることが考えられます。あるいは自分の文化や環境でしか通じないやり方ということも多々あります。異なる相手の文化、環境、考え方を客観的に見られれば、自分のやり方が通じないことを認識でき、相手に伝わるように工夫をしようと努力し、柔軟に対応することが可能です。

確かに、ビジネスで使う表現や語彙の知識を増やし、実際のシーンで使えるために、聞く、話す、読む、書くスキルを高めることは重要です。しかし、多くの知識や高いスキルがあるいわゆる英語力が高い日本人の中にも、上に書いた問題を抱えている人が多いのは事実です。プライベートだろうが、ビジネスだろうが、相手は心のある人間です。ビジネスの方が、大きな責任やリスクも伴い、より難しい状況になることも多いでしょう。だからこそ、相手を知ろうとする努力、相手と自分の違いを客観的に認識する努力は必要だと思います。

日本人同士でも異なる立場、背景、文化、環境にいる人と日本語でコミュニケーションをする時に、相手を考慮しコミュニケーションをします。シーンによって、相手によって、言葉や態度にも気を使います。同じ相手にも、言いづらいことを伝える時には、いつもより気を使い言葉も選びます。

英語が母国語でない人が英語を使う時には、それでなくてもコミュニケーションが直接的に、あるいは言葉足らずに、的を得ないことになりがちです。だからこそ、相手との違いに、日本語での意思疎通以上に敏感になり、それでもうまくコミュニケーションをするために、日頃から異文化に目を向けて、客観的に自分と相手の違いを理解しようという意識を高めていくことが必要かなと思います。

私も様々な国の方と仕事をして、上に書いたことの重要性を痛感しました。英語のネイティブだろうが、ノンネイティブだろうが、コミュニケーションがうまい人は、そうでない人より仕事を成功する確率が高くなると強く感じました。対応するのに難しい相手に対し、その人自身に変わってほしいと願っても、こちらが変えることは難しいです。みなさんにも、自分のコミュニケーションを工夫することで、相手とのコミュニケーションの仕方をimproveし、よりよい仕事をしてほしいと願います。



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プロフィール

Yukari Naganuma

Author:Yukari Naganuma
日米で20年間、幼児から成人まで教え、現在は独立し成人向けの英語教室を開講。企業研修も行う。

アメリカの大学院School for International Trainingにて英語教授法(TESOL)の修士を取得。アメリカでは、ボストンのNortheastern University、ニューヨークの移民プログラム、日本では、ECC等英語学校大手を含め数校で英語を教えた経験がある。

教材や教授法の研究を続け学会で発表も行う。

元アメリカTESOL会員
現JALT(全国語学教育学会)会員
英検面接委員
英語学習アドバイザー

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