東横線学芸大学駅近くの成人向け英語教室の講師Yukariが、世界に通用する great communicators を目指す方に向けて、教室のご案内や英語学習に役立つ情報、さまざまな国の文化、出来事について紹介します。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

グロービッシュ

またまたご無沙汰です。すみません。

教室は5学期に入っていますが、Communication Skills とReading & Discussionクラスでは、秋休み中に自由なトピックを選んでもらってリサーチしてもらったものについて、初回クラスで簡単なプレゼンをしてもらいました。選ぶトピックもプレゼンの仕方も十人十色で大変面白かったのですが、その中で、英語学習に関してプレゼンをした生徒さんがいて、今日は少し触れたいと思います。

皆さんは、グロービッシュって聞いたことはありますか?グロービッシュとは、「元IBMのビジネスパーソンのフランス人ジャン=ポール=ネリエール氏がビジネス用に開発した簡易な英語のこと」です。

週刊東洋経済の9/18号に特集されていたのをその生徒さんも私も見ていたので、彼女のプレゼンはとても興味深いものでした。

私はジャンの推進するやり方について、賛成な点と反対な点があるのですが、今日はそれぞれ一つずつご紹介を。

賛成点

思考の瞬発力が大事

質問されたら、素早く反応すること。頭でゆっくり意見をまとめてから話すとか、文を組み立ててから話すのでは、いつまでたっても話すタイミングがつかめず、まともに話せないまま会議が終わるなんてこともあり得ます。

アメリカで、多くの国々の社会人を教えましたが、レベル関係なく、responseは日本人に比べて何倍も速いです。
日本の英語学習者が一番遅いと感じました。ネイティブだけでなく、ノンネイティブと話す時でも、瞬発力は大事です。

私は、どのクラスでも、「沈黙時間を作らず、速く反応して!」と言っていますが、今期のReading & Discussionクラスでは、特にこの瞬発力をいろんな形で、訓練しています。

他のクラスでも、もっと意識して実践してもらいますから、頑張ってくださいね。


反対な点

グロービッシュでは、発音はあまり重要視されていないが、日本人は力を入れて勉強するべき!

ジャン曰く、複雑な発音が求められる場面は少ない~という理由で、発音の学習を重視していないが、フランス人の彼の言うことをそのまま日本人が鵜呑みにして軽視すべきではありません。

個々の発音や音のつながりや落ち方、ストレス、イントネーション、リズムなど、英語には、日本語と大きく異なるものが多いので、「通じればいい」と言って、しっかり練習しないと、相手に聞きづらい、理解されにくい英語を発することになり、仕事に支障が出てくることもまれではないでしょう。

以前、アメリカ滞在時、滞在時のブログでもお話しましたが、アメリカでは、いろいろな国出身で日本人と仕事をしたことのある人たちに会い話を聞きました。誰もが、「日本人の言っていることを理解するのが難しい」「聞いていると多くのストレスを感じた」と言っていました。原因の一つとして、「発音の下手さ」をあげていました。

私も日本に帰ってきて、当時、所属していた英語学校に復帰し、久しぶりに「日本語英語」を聞いて、大変聞きづらくて衝撃を受けたことをを覚えています。自分も日本人で、日本語の音も知っているのに、日本語の強いなまりのある英語に最初戸惑い、人によっては、何度も聞き返してしまいました。

ビジネスで英語を使うことを目的にしている人であれば、ネイティブ並みの発音まで完璧に追求する必要はないと思いますが、それでも意識して丁寧に学習してほしいです。

英語教授の専門の世界でも、日本語を母国語とする人が英語を身につけるのは、2ヶ国の言語間で共通点が少ないので、他の言語の多くの母国語とする人たちに比べて、難しい点が多いと言われていますしね。私も研究を通じてそう思いました。

私の教室や研修では、どのクラスでも発音を少しでも矯正できるよう実践しています。生徒さんには、ぜひ復習していただき、他国の人が少しでも聞きやすい発音を身につけてほしいと思います。

グロービッシュのプレゼンをやってくれた生徒さんが一番伝えたかったことは、「グロービッシュを追求することは100%納得できる学習ではないが、学習者として、これだけやればいいと言われると、精神的にポジティブになり、モチベーションが上がる。」ということでした。

確かに、ポジティブに学習することが学習効果につながります!いいところついてる!

日本人の学習者は、他国の学習者に比べ、間違いを恐れたり、つい完璧を求めたりする傾向が相当強いと感じます。学生時代の試験や受験のための緊張した学習から解放され、もう少し気持ちを楽にして、視野を広げ、flexibleに学習してほしいです。

Good luck!
スポンサーサイト
プロフィール

Yukari Naganuma

Author:Yukari Naganuma
日米で20年間、幼児から成人まで教え、現在は独立し成人向けの英語教室を開講。企業研修も行う。

アメリカの大学院School for International Trainingにて英語教授法(TESOL)の修士を取得。アメリカでは、ボストンのNortheastern University、ニューヨークの移民プログラム、日本では、ECC等英語学校大手を含め数校で英語を教えた経験がある。

教材や教授法の研究を続け学会で発表も行う。

元アメリカTESOL会員
現JALT(全国語学教育学会)会員
英検面接委員
英語学習アドバイザー

お問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文:

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。