東横線学芸大学駅近くの成人向け英語教室の講師Yukariが、世界に通用する great communicators を目指す方に向けて、教室のご案内や英語学習に役立つ情報、さまざまな国の文化、出来事について紹介します。

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異文化コミュニケーションから見るTPPに関する日米首脳会談ニュース

まもなく、安倍総理とオバマ大統領の日米首脳会談が始まります。

会談で話されるだろういくつもの議題がニュースで話題になっていますが、今日は、TPPに関して日本とアメリカの間で、 「交渉」 というコミュニケーションについて、私が思うことを書こうと思います。

最近、日本でよく見るニュースでは、TPPの話では、聖域なき関税撤廃を前提条件とする以上は交渉に参加しないことを日本側は確認するべきと言う主張がよく出てきます。一方、アメリカ側はまずは全ての議題をテーブルにのせようと主張しているということです。

日本が上のような主張をすれば、話はいつまでも平行線となる気がします。2ヶ国の異なる考え方は、日本とアメリカの「交渉」というコミュニケーションに対する文化的な考え方の違いから来ているように思います。

日本人から見ると、議題をいったんテーブルにあげれば、

- 相手側に有利に話が進んでもNoと言いにくく拒否しにくい。断りにくい。
- 相手に過度な期待・こちらが受け入れるという誤解を与えてしまう。


というような否定的な考え方があるように思います。

議題をテーブルにあげるということは、事前に多くの話し合いを内輪で持ち、結論を決めて行くのだから、その議題について多少なりとも賛成しているということが前提という発想があるように感じます。もともとNo!と思っているものをテーブルにあげるのはおかしいということでしょうか。

しかし、アメリカ(実はアメリカに限らず多くの国々)では「交渉」というものに対して日本と全く異なる考え方を持っていると思います。

交渉とは、


相手の立場を客観的に理解した上で効果的に自分達の主張をし、自分たちに有利になるような結論を得ること。
議題に対して受け入れられる(Yes)でも受け入れられない(No)でも関係ありません。

自分たちの主張をただ繰り返しても、相手には受け入れられない。だから、テーブルで相手の立場や主張を聞いて、相手の立場から受け入れられやすい、相手がOKと言ってくれるようなアプローチを探る
-これがアメリカなどの交渉のやり方だと思います。

今日のNHKのニュースでTPPの交渉について、アメリカ政治に詳しい東大大学院の藤原教授が、
日本が交渉を成功させるには、ただ自分たちの主張をするのではなく、相手の立場に立って行うことが必要だ
と言っていました。

私も教授の考えに賛成です。

上に書いた日本の交渉に対する考え方では、異文化間で交渉を成功させるのは難しいと思います。相手がアメリカに限らず他の国々でもです。

私自身、異文化間のコミュニケーションを重視した英語教授法を学び、仕事などで多くの国々の人とコミュニケーションをして、日本の手法を外から見ることができました。強く実感したのは、日本の交渉に対する考え方やアプローチは世界から見ると本当に独特で、他の国々の人からは理解されるのが難しいということです。


アメリカ(他国も)と交渉するには、日本でよくある?交渉に対する考え方や交渉術は、横へ置いておいて、相手に通用するやり方で進めるべきです。

そうすれば、相手の主張に対してNoと言えずに自分たちに不利になるようなこともないと思いますし、双方の妥協点も見いだしたり、少しでも自分たちに有利なように話を持っていくことも可能になるでしょう。


私は安倍総理のファンではありませんが、日本の総理大臣として首脳会談での交渉の成功を期待しています。






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General election

今日は暑かったですね。

うだる暑さの中、佐藤ゆかりさんと舛添さんが街頭演説しているのを偶然見ました。すごい人だかりでした。多くの住民が関心を寄せているように見えました。

今回の総選挙は、今まで以上に国民が関心を持っていて、毎日メディアでも選挙についてさまざまなことが報道されています。投票率も高くなるのではと言われてますよね。

それでも私は、日本人はもっと政治に関心を持った方がいいと思います。もちろん私も含めて。

私が考える主な理由は2つ!

1.国が決めた法律や制度が私達の生活に大きく関わっているため国民として、積極的に政治に参加することが大事
同意見の人も多くいるでしょうか。

2.日本人は日本について政治についてもっと知識を深め、他の国の人達に、日本の政治について、また政治に関する自分の考えを伝えられること、他国の人と政治の話ができるようにすることが大事

特に2は、さまざま国、地域の人達とより深いcommunicationするために必要なことだと思います。

アメリカに住んでいた時、日本の政治についていろいろな国、地域の人に何度も質問され意見を求められました。

日本では政治の話はタブーみたいな事、今でもあるようですが、アメリカに限らず多くの国ではごくごく普通のこと。政治の話も日常会話の一部です。

私がボストンの大学で講師として仕事をしていた時は、同僚や上司と毎日のように選挙の話をしていました。その頃は、民主(Democratic)、共和(Republican)両党の党首を決めるキャンペーンがかなり盛り上がっていた時。ボストンのあるマサチューセッツ州は民主党を支持している人が圧倒的に多く、バラク・オバマとヒラリー・クリントンについて、みんな熱く語っていました。

同じ大学院出身の友人でもある同僚Hは、オバマのイベントに参加した時に受け取ったオバマバッチを胸につけて職場に来て、イベントでのオバマのスピーチについて、「説得力があった」とか、「彼こそ大統領にふさわしい」と興奮しながら話してくれました。

また、その頃私はインド系アメリカ人とアパートをシェアしていて、彼女がヒラリーの応援員だったので、部屋中にヒラリーのポスターを貼り、ヒラリーのサインを飾り、イベントごとにお手伝いに出かけていました。

あちこちの家の窓や庭に、支持者のポスターや看板を掲げていました。

他国の友人や生徒も自分の国の政治の話をよくしてくれました。

私は決して政治に詳しいわけではありませんでしたし、他の国の人たちの多くが私よりずっと自国の政治に詳しいと感じていました。だけど、自分の中でいつもあることを心がけて話をしていました。

それは、
1.I don't know. と言って話を終わらせないこと
2.自分の理解している範囲で、知っていること、自分の意見を伝える努力をすること

他国の人からすると、日本人が上のようにしないことを大変不思議で、時には不快に思うと聞いていたからです。

「生活に関わる政治について、知らない、興味がないということはどういうこと?」と疑問に思ったり、「せっかく話してたのに、"I don't know. "と話を打ち切るなんて」と気分が悪くなったりするからです。日本人と一緒に仕事をしたり、勉強をした経験のある人たちが私にそう教えてくれました。

今まで日本人の生徒さんを教えてて、多くの生徒さんが"I don't know."と話を終わらせてしまうのを見ていました。何でもいいから話してと言っても、「よく知らないから意見が言えない。」「興味がないから言うことがない。」 と返されることがよくありました。他の国のほとんどの生徒さんからは経験しない、日本人独特なものです。

これは、日本人として、「あまり知らないことについて意見して、間違ってはいけない、恥ずかしい。」とか、「政治などのような堅い話をするのはどうか」という遠慮や、興味のない話、難しい話をすることをあきらめてしまうということがあるのかもしれません。

でも、このような気持ちは他の国の人たちに理解されるのは難しいということなんですよね。

英語でよりよいcommunicationをしたいなら、分からないなりに自分が感じることを伝えたり、相手の話を興味を持ってさまざまなquestionsをすることをおすすめします。誰も専門家としての意見を求めていません。あまり構えず、一国民として自分が感じることを言えばいいと思います。

そして日頃から、自分の仕事や勉強に直接関わりののないことでも興味を持って知識や情報を得てほしいと思います。本質に一見関係のなさそうな話で盛り上がり相互理解が深まることで、大事な仕事、勉強が円滑に進むこともよくあります。


現在、Reading & Discussionのクラスで今回の総選挙についての課題を出しています。意欲的なメンバーばかりのクラスなので、みんながどう取り組んでくれるのか大いに期待しています。私もみんなの取り組みから政治、選挙について学べるのを楽しみにしています。

Good luck!

プロフィール

Yukari Naganuma

Author:Yukari Naganuma
日米で20年間、幼児から成人まで教え、現在は独立し成人向けの英語教室を開講。企業研修も行う。

アメリカの大学院School for International Trainingにて英語教授法(TESOL)の修士を取得。アメリカでは、ボストンのNortheastern University、ニューヨークの移民プログラム、日本では、ECC等英語学校大手を含め数校で英語を教えた経験がある。

教材や教授法の研究を続け学会で発表も行う。

元アメリカTESOL会員
現JALT(全国語学教育学会)会員
英検面接委員
英語学習アドバイザー

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